一ノ瀬善秋 (シャレクスピア・洒落久寿飛夜)

例会作品

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一ノ瀬善秋 シャレクスピア(洒落久寿飛夜) ‘16、10/26

      女性の時代と江戸時代の「おんな城主」・ドラマ

 ドイツのメルケル首相、イギリスのメイ首相、韓国の朴大統領、台湾の蔡英文総統、アメリカ初女性のクリントン大横領(11/7予)と続くだろう。世界の平和を求めて政治・外交に努力している。日本も小池東京都知事が活躍をしている。男性は権威を求めて、権力と金力で秘書・本人とも汚職が多い。

 ロシア大統領、中国主席と力で動く、熊・キツネ・虎のミックスで怖い。

「虎」でも「井伊直虎」という「おんな城主」がいた。来年 NHK大河

ドラマで登場する。「おんな城主・直虎」は許婚との別れ、出家して「次郎法師」の名のもとに、戦死した父・直盛、許婚だった直親の死後、男装で城主となり、今川の支配下から巧みに離れた。徳川家康へ十五歳の甥虎松(直政)を仕えさせ井伊家の危機を救った。井伊家は平安時代からの名門であった。ゆかりの地は浜松で、墓は「妙雲寺」にある。その後井伊家は彦根城を建て、二代直孝から幕末に日本の開国で犠牲となった「井伊直弼」の墓も世田谷区「豪徳寺」にある。「おんな城主」が井伊家をつなぎ、守った。おんなは強い。


一ノ瀬善秋 シャレクスピア(洒落久寿飛夜)‘16、02、24

 落語「真田小僧」が人気・大河ドラマ「真田丸」も視聴率が大

家康を追いつめた知将真田幸村(信繁)が十四歳の時、武田が亡んだ天目山で守っていた。真田陣も終りかとあきらめた父昌幸に、敵の旗印「六文銭」を作らせ、敵陣に夜討ちをかけた。敵松田尾張守の陣中は同志討ちとなり、無事上田へ帰ることが出来た。大坂夏の陣で「真田丸」で戦い、薩摩へ逃れたという説がある。落語では知恵の働く倅(小僧)が父親から「小使い」をせしめる

くだりが面白い。母親の事をダシに使ってまんまと三度もせしめる。講談を聞いてきたと言って帰って来るが、「六文銭」とはどう並べるかと、父親にやらせる。さっと懐にいれ「さつまいも」を買いに行く。「倅め!薩摩へ落ちた」と

くやしがるところがこの落語の「落ち」だ。





 一ノ瀬善秋 シャレクスピア(洒落久寿飛夜)16、01、27
   「真田丸」始まる NHK大河ドラマ
 「我こそは真田の子孫だ・末裔」だと言う人がマスコミに15人3組も出て
きた。本物の13代真田尚裕氏と14代真田幸俊氏(慶応大学教授)に合い
(1/6・1/10)講演・対談(小和田哲男・静岡大学名誉教授)を聞く。
「幸村」は本名ではない。「真田信繁」で、兄が信幸(信之)父は昌幸である。
兄は家を残し、弟は名を残した。北信濃の一国衆から祖父幸隆の代から武田
上杉、北条、織田、豊臣、徳川と家の存続をかけて、綱渡りのようにに生き抜 
いた北信の名家である。「幸村」の名前は1672(寛文12年)家康が死ん 
でから56年後に初めて「難波戦記」「真田三代記・元禄」に出てくる。
 「家康を追いつめた知将幸村」を著名な小説家8人が書き、講談の本命とも 
なっている。上田、松代、小布施に「六文銭・真田丸」の幟が立ち、歴史観光
の人たちが押しかけている。小説では幸村は生きて薩摩・熊野に潜んだと因む地
名や伝説があると書いている。猿飛佐助ほか「真田十勇士」少年本や講談が-
面白い。日本人に愛され続ける「真田幸村」のドラマをお楽しみ下さい(NHK



   

 一ノ瀬善秋 シャレクスピア(洒落久寿飛夜)‘15,06、24

     来年の大河ドラマ「真田丸」

平成27年大河ドラマ「花燃ゆ」は吉田松陰が斬られ、妹・文の夫久坂も京都で戦死、この後「文」は時代の激変のなかどう「燃えて生きる」か、NHKとしては放映が難しい。5月〜6月の視聴率が低い。

来年の大河ドラマは「真田丸」、徳川家康を追いつめた男、真田幸村(信繁)の知勇の生涯、「真田十勇士」猿飛佐助・霧隠才蔵、三好清海入道など「講談本・立川文庫」のように武勇、忍術、神出鬼没「講談師見てきたような嘘をつき」のようにいくか。「真田太平記・池波正太郎」のように変化に富んだ内容になるかお楽しみ、NHKより。長野県上田市・小布施町は「燃えて」いる。



 一ノ瀬善秋(シャレクスピア)洒落久寿飛夜   2015、05,27

       招き猫の寺・豪徳寺の不思議(世田谷区)

一匹の猫のお陰で貧乏寺が裕福な寺に変貌して、井伊家の菩提寺となった。二代当主直孝が鷹狩りの帰りに、山門の近くの松の根元で休んでいた

ところ、手招きする猫がいた。猫の案内で貧乏寺へ行き、茶でもご馳走になるかと入った後、暗雲立ちこめ、
雷鳴が轟き、先ほど休んだ松の根元に雷が

落ちた。猫のお陰で命を助けられた寺だと菩提寺となり、この故事から「招き猫」の発祥の地となった。十四代井伊直弼の墓があるが、商店街は幸運を

呼ぶ招き猫の寺町、「直弼の墓所」がある歴史の町として宣伝し、訪ねる人が多い。奉納された猫はどれも右手を挙げているが「招福殿」中に左手を挙

げている猫が2体あるそうだ。左手が金銭を招くと昔の芸者さんたちの「イイ旦那が見つかったから、あとはおカネを」と願って奉納したそうだ。事務所の女

性に聞くと、「今は無いはずだ、世のなか、女性上位で男がむしり取られる時代よ!」

三つ小駅を乗ると「松陰神社」がある。ここには狛犬「シシ」像がある。同じ「ネコ科」である。安政の大獄で吉田松陰は斬られ、桜田門の変で井伊直弼は

暗殺された。





   一ノ瀬善秋 シャレクスピア(洒落久寿飛夜)  ‘15,04,22

 「牢獄」を「野山やしき」という母の明るさ 吉田松陰の母、滝 

大河ドラマ「花燃ゆ」で松陰が「野山獄」から弟子たちに「檄」を書き送った。毛利藩にも難が及ぶと、硯と筆を取り上げられる。江戸召喚が決まり、家族がそれぞれ寅次郎(松陰)に手紙を書く。家族が「戻ってくれ」「死ぬな」「己を守れ」とか書く、母・滝は牢獄を「やしき」はいかが、と書き送る。江戸へ発つ前夜、許されて家に半日戻る。風呂で母・滝は背中を流しながら「江戸で流行の新しい芝居の話など聞かせてくれますね」などと、つとめて明るく話す。この明るさが家族と松陰を救う。江戸で名のらぬが「井伊直弼」と対決する。松陰の正論に井伊は、がくっとして伏し扇子が割れる。安政の大獄で松陰は斬られ、次年「桜田門の変」で井伊直弼は死ぬ。妹・文は、楫取素彦と再婚となり、群馬県令の妻として前橋で尽す。前橋市では「楫取素彦と文」展で賑わう。




一ノ瀬善秋(シャレクスピア)洒落久寿悲夜 ‘15、03、25

 「顔に泥をぬるな!」塾生たち・松陰大笑い  大河ドラマ「花燃ゆ」

「松下村塾」八畳間に若者が三十余人学び、入りきれない。物置だったそのかたわらに古材、古瓦を集めL字型に十畳半の部屋が増築された、延べ九十余人が学んだ。松陰は「孟子」「孫子」兵学・海外事情を教え、日本を守る必要を

伝えた。増築は塾生が力を合わせ十日で完成した。屋根に上がった品川弥二郎(明治22年後・内務大臣・駐独大使)に松陰が下から土をこねて投げ上げた。

品川がコテ板で受けとるはずだが手元が狂って師の顔を直撃、品川は青くなって梯子を下りたが、松陰はにっこり笑って「師の顔に泥を塗るか」と冗談を言った。皆が集まって結局は大笑いになった。九年後大政奉還・戊辰戦争・明治維新となった。東京、世田谷に松陰神社・松下村塾、墓所があり、土日は見学参詣する人で賑わう。萩市の松下村塾と同じ出来で、土日に外戸が開けられる。

 


 一ノ瀬善秋(シャレクスピア)洒落久寿飛夜 ‘15、02、26

   「握りめしにはかなわんのう」松陰が笑う ・・大河ドラマ

 吉田松陰の講義のあと「高杉晋作」が「久坂玄瑞」に「ナポレオンと秀吉が戦ったら、どっちが勝ったと思うか」と挑む。議論が続く。伊藤利助(博文)・

野村靖・前原一誠が加わる。「武器が違う、時代が違う・・・」と侃侃諤々、

寺島忠三郎が「俺は腹が減った」と叫ぶ。そこへ松陰の妹・文(十三歳下)が「おにぎり」を運んでくる。「みささん、ごはんですよ!」ぴたりと議論が止む。松陰大いに笑う。松下村塾で学んだ数十名が中心となって、幕府を倒し大政奉還・明治維新と呼ばれる大変革を成し遂げた。妹・文は明るくて、聡明しっかり者、夫となった久坂玄瑞は蛤御門の戦いで戦中死、のちに小田村久之助と再婚(前妻は姉・寿で文が看病していたが早く亡くなる)小田村は松陰の親友・学友、名前を変えて「楫取素彦」、群馬県令(知事)となる。」「小田村」では

拙い、船の楫に(かじ)に因んで改名した。文は「美和」改名し、夫と群馬に

尽くす。握り飯と若者たち、明治維新のあとの話しが続く。今年の大河ドラマ





一ノ瀬善秋 (シャレクスピア)洒落久寿飛夜  ‘14、11,26

   認知症にならない方法 (そのT)ワーキングメモリを鍛える

@   次の四つの数字を覚えて下さい (3・ 5・ 2・ 6)

A   バッタの足から(6本)、カエルの足(4本)を引いてください

B   そこで最初の四つの数字を言ってください。(言えなくても、任地症・軽度)

             (そのU)

C   つぎの県名を覚えて下さい 大分・三重・岩手・福井

D    100から七を引く、更にそこから7を引く、5回引いてください(65)

 10回引くと(30)になる。5回で止めてよい。

E   富士の山(フジノヤマ)を逆に言って下さい

F   最初に覚えた四つの県名を言って下さい。言えなければ地方症(県呆症)



一ノ瀬善秋 シャレクスピア(洒落久寿飛夜) ‘14、09、24

  「BONSAI」盆栽が世界共通語

 ジャパニーズカルチャーとして世界各国に伝わっている。寿司(SUSHI)空手(KARATE)津波(TUNAMI)・・などある。なんと、さいたま市北区に盆栽町(以前は村)がある(〒331−0805)江戸時代は上野の北、今は大宮の北にある。(1970)大阪万博のコーナーに広く出品されてブーム、

「けやき盆栽」に外国人が殺到したという。ヨーロッパやアメリカに「盆栽協会」まであるという。近所に盆栽を上手に育てているオジサンがいる。立ち止まって見ていると工夫と楽しさを話してくれる。そこへ在住の外人がきて、見入り、[BONSAI・バンザイ]と叫ぶ。



一ノ瀬善秋 シャレクスピア(洒落久寿飛夜) ‘14、09、24

  「BONSAI」盆栽が世界共通語

ジャパニーズカルチャーとして世界各国に伝わっている。寿司(SUSHI)空手(KARATE)津波(TUNAMI)・・などある。なんと、さいたま市北区に盆栽町(以前は村)がある(〒331−0805)江戸時代は上野の北、今は大宮の北にある。(1970)大阪万博のコーナーに広く出品されてブーム、

「けやき盆栽」に外国人が殺到したという。ヨーロッパやアメリカに「盆栽協会」まであるという。近所に盆栽を上手に育てているオジサンがいる。立ち止まって見ていると工夫と楽しさを話してくれる。そこへ在住の外人がきて、見入り、[BONSAI・バンザイ]と叫ぶ。

 


一ノ瀬善秋(シャレクスピア)洒落久寿飛夜     ‘14、07、23

病院ジョーク (熊と童謡)に動揺        

本州で面積一番の県・岩手県の地方都市の郊外にある病院へ入院した。

入院患者は高齢者ばかりだ(65歳〜90歳代)しかも長期入院患者が多い。

若い人は看護師のみ・・・「若い人が消える、地方は危機です」「東京の一極集中で

若い女性が出て行き、戻ってこない」2040年までに896自治体が消滅と非常事態宣言「日本創生会議座長・増田寛也元総務相」 

*外出許可の時「熊と車に気をつけて下さい」と看護師が注意、空家も多い。

ある日曜日おばあちゃんを見舞いに孫と姪が来た。姪が「この歌をよく歌っていたわね」と、「鉄道唱歌・汽笛一声 新橋を・・」 ベッドから半身を起して歌い始める。

「汽笛一声新橋を はやわが汽車は離れたり 愛宕の山に入り残る 月を旅路の友として」なんと3番まで歌う。ナースセンターから看護師も出てくる。廊下に56人が驚きながら聞き入る。「祖母さんに教わったよ」と、長期記憶が甦った。

(明治33年の作詩・昨曲)そのあと400番まであり暗唱にチャレンジしたと精神科医・斎藤茂太氏・・好奇心で「老年快感を」の言。

 *手であいさつ

老化の人は廊下で合っても無口「おはよう・・」といっても無表情、そこで声とともに右手を上げる、翌朝から手を上げたり、頭を下げたりして応える。

 



一ノ瀬善秋 (シャレクスピア)洒落久寿飛夜   

<2020に向けて>  「新東京五輪音頭」新案トッキョん

*オリンピックだ 東京に 世界平和のお祭りだ

 老いも若いも 犬猫も  今からみんなで大騒ぎ

 百年二度目だ 金メダル 銀でも銅でも 同じだ(おんなじだ)

 競うが参加で 笑顔見せ 悔し涙も 切りかえて

 ほほ笑みにっこり胸をはる コスモポリタン 顔と顔

 みんな来る来る おもてなし 世界仲良く 花が咲く

 四年たったら また会える  世界平和の 道しるべ

 

   どなたかに 快作、作曲を依頼します

 

 都構想 大阪市長選 橋下徹 23.59%の最低投票率で当選

 任期は‘15年12月まで 実支持率16.5%、白票4万5,000

 痛み区(伊丹)ほら吹いた区(吹田)せっつ区(摂津)など・・?

 

東京都23区の地図(無地)に区名を入れよ

   品川ジョーク・ユーモアの会  *出来た人はいない

 とび出したジョーク・頓智

*「チイ」と目白が鳴く「目黒区」練馬大根が採れない「練馬区」

 年増(以前の)が集まる・八の日(豊島区)葛飾生まれでない

 葛飾北斎(本所生まれ)(1760〜1849・90歳没)葛飾区




一ノ瀬善秋 シャレクスピア(洒落久寿飛夜)  ‘14,01/22

     ごちゃまぜの「祈り」で元旦

先ず初詣(八幡宮)破魔矢を持って教会(サレジオ)へ、その足で古刹(園融寺)へ、次に天理教教会へ詣いり、参いる家族づれを4〜5組みかける。25分で回れる。教会の斜め前に「エホバの証人」教団会館もある。不思議な人と信仰(日本人の宗教観は?)、イスラム教は少し離れている。不思議な町である。

    (東京都・目黒区)




一ノ瀬善秋 シャレクスピア(洒落久寿飛夜) ‘13、12、18

    医者の言う加齢、妻の言う加齢  

足の指の上(中骨)骨折で3ヶ月かかり、未だ治らない「先生、なかなか痛みがとれません、こんなに長くかかるのですか」「それは加齢でしかたありません、治療を続けて下さい」

妻に「誕生日が来たよ、明日だが何をご馳走してくれるかな、お頭つきかな」

翌日の夜、「誕生日祝いはこれよ、一歳加齢だから、カレーライスよ、おめでとう」「イチロウ選手はほとんど毎日カレーを食べているそうよ、ウコンは力がつき、健胃になると聞いたわよ、そして「鬱金」と書き金も貯まるのよ」「本当かな?」




 シャレクスピア(洒落久寿飛夜) ‘13、11,26

     はかない人生・長生きの人生

長生きとは、長息である。はかない人生とは「吐かない」人生のこと、

いのちは「息の道」である。口から吐きって、鼻からスツ!と吸う。充分吐かないと腹式呼吸ができない。胸式呼吸では発声も歌も声が透らない。地元の区の講座で発音・発声の訓練をやった。母音の「あ〜」を続けて、何秒出来ろか。短い人は18秒どまり、長い人は25秒、会員の渡辺さんは40秒と続く(カンオーネ歌手)。充分に吐いて、「長息」で長生き、吐いた息はもう捨てる。怒ったときの息は毒素がいっぱい。「食べる」より先ず「息使い」に注意が大切。




  13、05,22
           建国「吉里吉里共和国」

 「井上ひさし展」が神奈川近代文学館で開かれた(港の見える丘公園内)。
大勢の人が見入っていた。大作家・井上ひさし(1934〜2010)は
SF大賞、読売文学賞受賞作「吉里吉里人」を書き昭和60年(1985)に
初版が出た。1800頁であったため、最近文庫版(上・中・下)が出版された。

この大作は、東北の一寒村に日本から分離独立を宣言した「吉里吉里共和国」を
通過する、上野発青森行急行3号」を緊急停車させ「あんた旅券ば持って居たが」
と808人を下車させ連行するところから始まる。大国日本のかかえる諸問題を
30年前に(とくに原子力発電や農業問題など)を警告している。「吉里吉里」
という地名が岩手県JR山田線にあり3・11大震災と津波で流された海岸であ
る。

井上ひさしは2010に亡くなっている。生きていたら次をなんて書くだろ

うかと、思いながら改めて読む。諷刺やジョークがつぎつぎと出てくる。ぜひ
一読を勧めたい。





  ‘13、04、24

            蟹が田植を助けた話

 長野県小諸市・浅間山の東南の地に「御影用水」と言う農業用の堰がある。
水利が不便で、南に広い土地があるが荒野であった。江戸中期に武士をやめて
農民として新田開発に尽くした柏木家(現在11代)がある。水が充分に行き
わたらぬため、場所毎に分水していた。毎年田植時になると蟹が沢山湧き出て
堤の土手を崩し、いくら修理しても駄目になる場所があった。水がきて田植が
出来て助かった処があった。名主の柏木家は分水の見張り役として見ぬふりを
した。農夫の知恵者が蟹の習性を知っていたからだと古老が話した。ここは北国
街道と中山道の交差する「天領」であった。





‘13、03、27

                   4ツの被害

東日本大震災で3ツの被害(地震・津波・放射能)が言われているが「風評被害」で4ツである。復興応援ツアーを組んで福島いわき市の3か所を訪問した。

すっかり家が流された跡、土台の上に立って、休日だが町の課長さんが説明してくれた。黙祷、心打たれる話だった。建てられた市場で魚、干物、菓子などを求めて、バスにつみこんだ。帰途みな静かで、沈黙が続いた。80人が参加、

町会長が「見てきて風評は、話して風評で消しましょう」と挨拶をした。

 東京へ帰り、バスを下りると、満開の桜、隣に座った人と近くの椅子に座って、感想を語る。コンビニでビールを買う。年齢確認「20歳以上ですか、いいえ以下です、記憶力が・」「ふくろはいりません、胃袋にいれます」と小さく笑った。

 


‘13,02,27

                手と足

*手のつく言葉は347あると言う(清水馨八郎・千葉大名誉教授)

 投手、捕手、内野手、外野手、四十八手、上手投げ、下手投げ、張り手

 切手、手形、手心、手順、手数、手筋、手首、手のひら、手踊り・・・・・・

「日本は手の文化である」日本人は農耕民族であり、手が器用であると述べる。

 しかし、最近は変わってきた、スポーツの面からみて、足が決め手となる

サッカー、ラグビーが盛んとなった。欧米は狩猟民族の傾向が「足の文化」を生み出した。日本も影響をうけてサッカーも強くなった。しかし「足」の

つく言葉は少ない、「手」の5分の1である。

足の治療をしている医院で整体師が「満足」があるが語源は?と聞かれる。

「今昔物語」に出てくる「霊幹、その上に座して願うところ満足す」とある

それが語源だと、調べて伝える。なるほど「万足」ではない、「千足」は無い、千束は「洗足」で日蓮上人が池上で入寂する前、御足を洗った池が「洗足池」で有名な地名であると伝える。「なるほど・・」では「百の足」は?と聞かれる。

「百足」ムカデで刺されると毒が回る。「なるほどね」・・治療が終わる。

 



一ノ瀬善秋(シャレクスピア・洒落久寿飛夜)  13、01、23
    

 しつけ

 躾(しつけ)は武家用語の国字・江戸町人の躾も厳しく三つの心、六つの躾、
九つの言葉と「江戸しぐさ」で教えている。仏語では習慣性であり、幼児教育、
自宅学習は特に母親の教え方にあり、父親の役割も大切である。
*チリで初めて象を見た子供が「なぜ、あの長い鼻で人を叩かないの」と聞く、
「それは象の小さい頃からきちんと教えてあるからだよ」と動物園の園長。
*アヒルの子が卵から孵って、初めて見る動くもの(人間)に付いてゆく習性が
ある。 「犬も人間」も小さいうちから躾が肝心、習慣性と心得が大切と近くの
寺の副住職兼幼稚園園長が子供たちに例えで教え、最近の大人のマナーについて、
嘆きながら話す。



シャレクスピア (洒落久寿飛夜) 12,12,19

  八十の手(足)習い

 傘寿といわれ、苦手に挑戦をと、「水泳教室」に入った。
山国に生まれ「山は青く、水は清く・・♪♪」川で泳げるのは八月に10日のみ、
もちろん小学校(木造)にプールはなく、いわゆる「カナヅチ」だった。
 行ってみたら中年女性20人、その中に1人で、おずおずと入った。
皆そこそこ泳げる、超初心者の私に女の先生が手をとって教えてくれる。
 美人で肌の綺麗な人に見とれていたら「泳ぎなさい、潜りなさい」と叱られた。

終って復習のために隣のコースに行くと、、男三人が泳いでいる。
バタフライだ「やってみたら」と言われてやる。「それじゃ、体が曲がって
エビフライ」だ」もう一度やると「それでは犬カキだ、カキフライだ」と
笑われる。・・親切に教えてくれる。


11月25日

一ノ瀬善秋 (シャレクスピア・洒落久寿飛夜)

     抱きつく人たち

 目黒区にある古刹「円融寺」に大銀杏がある。毎朝、3・5メートルの太い幹に抱きつく人が5〜6人いる。
境内でラジオ体操を終えたあと、急いで抱きつき
にいく。
この木には「垂乳根」が3本垂れ下がっている。背伸びして手のとどく
所にある。
「たらちね」は和歌のまくら言葉、落語の演目の一つでもある。


*女性「毎朝これにさわって、朝ごはんよ、一日良いことがあり元気になるのよ」

*男性「家で旦那に抱きつけば良いのに」女性「旦那はやせていて駄目よ」

*男性「あなたは・・」女性「私のところ、夫は遠いところへ行っちゃったのよ」

*女性「これに(たらちね)さわると元気になるのよ」ニッコリ

*女性「この木にさわると温かいのよ、木の精があるのよ」「見ていないで抱きつきなさいよ」



一ノ瀬善秋 シャレクスピア(洒落久寿飛夜)  ‘12、8、22

「亡己利他」

「モウ コリタ」と読まないで下さいと、近くの副住職。

「もう こりごりだ」という気持ちになるのもよくわかる。

「亡己利他」の言葉は伝教大師の教えです。「己を忘れ、他を利するは慈悲の極みなり」という精神です。現代は「モウタリコ・亡他利己」の風潮になっていると嘆く。

  「人生の近道」

「近道をしやがって」と著書の中で武道家・佐々木将人はいう。

多くの人や高校生も読んで自殺をやめたという。

鉄路に飛び込んだ人身事故のニュースを聞くたびに思う、人生は一回限り、生まれたら必ず死ぬ運命にあり、「近道をするな」人生は現在只今の今、今の連続だよと書いている。

     「自殺なんて贅沢だよ」

「病院へ行って見なさいよ、生きよう、治りたい人がいっぱいいるよ」

佐賀の「がばいばあちゃん」漫談家島田洋七の祖母・がばい(スゴイの方言)

     「貧乏人が一番やれることは、笑顔だ」

佐賀の祖母(がばいばあちゃん)は「きちんと挨拶しろ、貧乏人が一番やれることは笑顔だ」と教えこまれた。佐々木氏は「自分の顔は相手の為の顔だから、時には生唾を飲んで笑顔になることだよ」と書いている。






一ノ瀬善秋 シャレクスピア(洒落久寿飛夜)  

最新のベストセラー 若い人、特に女性に話題

美しい人をつくる「所作」の基本  桝野俊明

*なぜ電車の中で、化粧や食事がいけないのか?

*「おばさん」いわせない、美しく生きるために

  基本姿勢は呼吸を整える、正しい・座り方・歩き方、あいさつ、清潔感

  食事とマナー、心と所作、足元、手の所在、正しいことばを使うなど・・・

 

 追加

諺  春から夏へ「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」 美人の姿

新しく 夏・ニコニコ笑顔の向日葵で 秋・人の話は菊の花

元新橋の芸者の新年の配り手拭「つんとせず、しゃんとすべし」


一ノ瀬善秋  シャレクスピア(洒落久寿飛夜)

難聴か意外か

ラジオ体操仲間のTさん、嬉しそうに「今月の県人会が、今夜あります」

*「毎月あるの、何県人会なの」  +「シガケンジンカイです」

*「滋賀県人会ですか、あなたは新潟県出身でしょう」

+「シバケン人会です、柴犬を持っている人が五人集まって一杯やるのですよ」

*「シバケンでなくて柴犬(しばいぬ)でしょう」

+「五人が集まって、五反田の居酒屋でやるの、楽しいですよ」

 「家へ見に来てくださいよ、犬の名前はスミレです」・・見に行く。

 途中柴犬を連れて小公園へくる人に出会う、お世辞に「いい柴犬ですね」